獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

ヒマラヤ年越しトレッキング〜準備・出発〜

カトマンズ二日目。

さっそくエベレスト街道トレッキングの準備。
まずは入山に必要な書類(TIMS)を取得しに行く。




場所はすぐわかる。記入も簡単。




トレッキングするときはTIMSだけでなく、入山料を現地で払う。
エベレスト街道は合わせて100ドルくらいやったかな。
ネパールの物価を考えると非常に高額。


でもって装備を整える。
トレッキングっぽいことは、屋久島とシナイ山みたいな何となく行けるとこしか経験が無い。
まずはネットと宿の旅人から情報収集。

タメル地区にはトレッキング用品店が無数にあるので何でもそろう。
パチもんばっかりやけど結構しっかりした作りな気がした。
厚手の靴下、Nalgene(水筒的ボトル)は買う価値あり。
Nalgeneはお湯を入れて湯たんぽとしても使える。
雪が積もってしまったときのことを考えて、登山靴もけっこう良いやつを買っておいた。

町中には刺繍屋が多い。
店の親父さんが同じデザインのジャケットを取り出し、
「パタ○ニアとノース○ェイスどっちがいい!?(ロゴだけ違う)」
とどや顔で尋ねてきたりも…笑
土産物屋も多く、かわいい雑貨がいっぱいで買い物楽しい。そちらはまた後ほど…。


トレッキングショップの中にはレンタルしてるとこもあると聞いてたので探してみる。
店先に看板出ててもレンタルは品切れってとこが多かった。
何軒かまわってようやく借りれるとこを発見。
寝袋、手袋、ストック、ダウンジャケットを2週間で3〜4000くらい?でレンタル。

宿のベッドは毛布があっても寒くて寒くて、寝袋はカトマンズにいる間はずっと借りてた。
一日50円くらい。

あとは高山病予防薬(ザイモックス)、浄水剤、糖分補給用のおかし。
ザイモックスはそれなりに効果あった気がする。
浄水剤は山の水でも飲めるようになる。
標高が高くなるほど水の値段は高くなるのでだいぶ節約できる。
おかしは歩きながら食べれるチョコや飴などを。
足下見てるのかタメルでチョコはけっこう高い。


そして飛行機のチケット。
イエティエアーの往復で300ドルくらいやったかな?
宿の近くの代理店で取ってもらった。
ラッキーなことにすんなり12月24日朝一発のが取れた。


情報収集してタメルを歩き周って、2、3日で準備完了。


出発当日。
天候によって欠航になることがしょっちゅうだが、運良く1時間くらいのディレイで飛んでくれた。










搭乗すると、耳栓用の綿とお菓子が配られる。


エベレスト街道の出発点・ルクラまでは1時間かからない。


バスと徒歩で4、5日かけてこの山道を歩く猛者もいるらしい…地元民もきついという険しい道。


素晴らしい雪ととんがり具合!



実はルクラの空港は、着陸時の事故が世界でもトップクラスに多い。
この3ヶ月前にも着陸ミスの事故で乗客・パイロット全員が亡くなったところ…。
心配させないようにその話はせず、身内には前日に一応連絡(お別れ)をしておいた笑

パイロットがリラックスしてれば大丈夫。顔が強ばってたら覚悟決めたほうがいい。」
と宿の旅人から聞いていたので、ちょくちょく顔色を伺う…。


滑走路が見えた。






パイロットの表情は!?





割と普通!!!



普通に到着。


無事に送り届けてくれて本当にありがとう!




そんなこんなで、トレッキングスタートです。



つづく