獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[3]グランドサークル]グランドサークル〜初日〜

7月26日午前10時。

よし君と二人*宿を出発。(*詳しくはまた後ほど…)



目指すはグランドサークル
グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、モニュメントバレーなどが含まれる国立公園地帯を総称してそう呼ぶっぽい!



まずは近くのスーパーで水と食料などをある程度買っておく。
食パン、レタス、ハム、ピザソース、ジャガイモ、水、果物、お菓子などなど…。
もうこの時点でワクワク。



ラスベガス郊外へハンドルを切り、まずはルート66へ!
今は歴史街道的な道でしかないけど、西部開拓時代には重要な道路やったそうな。


絵にかいたような西部の荒野と

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果てしなく広く続く道を進み

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ルート66をかっ飛ばす!!!





広大すぎて写真にはうまく収められへんかったけど…
いや〜あんなに気持ちよいドライブは滅多にできるもんちゃいまっせ奥さん。
ほぼこのためだけやけど、国際運転免許証申請しといて良かった!!

ちなみに国際運転免許証は、試験場(町によっては警察署)で書類書いて出したら1時間くらいで発行してくれます。
費用は2500円くらい+写真代(パスポートサイズ?)で、1年間有効です。
旅行者が行くような国はだいたい有効。



ルート66はグランドキャニオンに行くには遠回りなので、途中でフリーウェイ(無料の高速道路)に乗り換え。
時速65マイル(100キロ以上)でばびゅーーんと飛ばし



夕方、約7時間のドライブの末、グランドキャニオン国立公園サウスリムに到着。
入場料$25を払い、車を止めてシャトルバスに乗り換え。


まずは夕日がきれいに見える場所の一つ、ホピポイントへ。
バスで40分くらいかけ、到着するも曇り空…。

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写真を撮りつつ様子を見ていると…






















何か降臨した!!!!!!!!!!!!

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じきに西日がグランドキャニオンを照らし始める。

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今まで見た自然の景観の中でトップクラスに良かった。
日が暮れるまでの1時間くらい、ずっと崖に腰掛けながら、ぼんやりしてた。

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あまりにも壮大で、ネイティブアメリカンたちがグレートスピリッツという神のような存在を感じてたのにも納得した。


ニューヨークの宿で話した、世界一周を終えてきた人は
「旅を通して地球を感じた。自分は生かされてるな、と思った。」
と言ってた。


自分も確かにそれは感じたけど、さらに「人間は強いな」とも思った。


グランドキャニオンや西部の荒野は雄大すぎて、何も太刀打ちできないくらいに思える。
けど、先人達はそこへ切り込んで、諦めずに開拓して、その積み重ねの上に自分は今ここに立ってる。

この崖から落ちたら即死やけど、その一方で、崖の下まで無事に降りて、夜を過ごして帰ってこれるだけの装備と知識を手に入れることができる。

自分という一点でのみ考えると確かに無力やけど、自分がいる世界まで視点を広げてみたら、「やるやん人類」と少しうれしくなった。




日が落ちて、光が差し込んで、グランドキャニオンは刻々と表情を変えていった。

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5分後には違う表情を、しかもより印象的な表情を見せてくれて、目が離せなかった。

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雲の切れ目から夕焼けが覗いて、橙から群青まで空の色が変わるまで見送って、バスに乗り込んだ。

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好きなもんを好きなだけ堪能!!
やっぱツアーではこうは行かない!!
それでもこれはもう一回来たい!!!!
素晴らしかった!!





そして夜は更けていく…。



つづく