獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[12]スペイン]グラナダ〜移動+アルバイシン+サクロモンテ〜

この日は早起きして、こんな顔でバスターミナルへ。


ロッコを後にし、スペインへ移動します!!
ジブラルタル海峡の町・タンジェまで民営バスで移動。言うまでもなく、乗り心地は悪い。


4時間の我慢…4時間の我慢…と念じてるうちにタンジェ到着。すぐさまタクシーでフェリーターミナルへ。


チケットを売り付けて来ようとする現地人を軽くスルーしたのち、オフィスで正規の価格(3500円くらい)でフェリーチケット購入!
オフィスで黄色い出国カードもちゃんともらえた。
ただでもらえるこの紙を、情報不足の旅行者に売りつける輩もいるらしい。


ターミナルゲートをくぐる前に、その辺の売店でパンやお菓子を買ってモロッコ通貨を使い切る。
ロッコでは、町中で売ってる1ディルハム(約10円)のパンがなかなかおいしくてよく買ってた。
最後にもお世話になろうと思ったら、ターミナルプライスで3ディルハム
まあしゃあないかと思い、買って一口食べたら別物のような味…きっと古い。
町で買ってたやつはパン屋が毎日焼いてたもんな…無念じゃ。


フェリーターミナルの出国審査では、「空路でモロッコに入った旅行者は空路で出国しないとダメ」
日本人がフェリーでの出国を拒否されるケースがある、との某歩き方+旅人ブログ情報。
どうも中国人とかアジア系の外国人がモロッコへの麻薬密売に関与してるとかで、その規制のためとかどーのこーの…。

でも拒否される主な理由は、旅行者の常人離れした服装や、外国語力の低さによるコミュニケーション不足。
船に乗るだけとは言えこれも国境越え!
何が起こるかわからない!気を引き締めて行くべきでしょう!!
それならば!と、この日は伸ばしたひげも剃り、ポロシャツで(比較的)小奇麗にまとめターミナルゲートへ。

結局、まーーーーーーーーったく何の問題もありませんでした。

少し混んでたこともあってか、出国審査は流れ作業で10秒で終わり。
フェリーターミナル入る時のX線荷物検査にいたっては、係員がモニターを見もせずおしゃべり。
旅行者がセルフで荷物を機械に通して回収していくスタイル…。

…俺の気苦労とひげを返せ!!!!

と心の中で小さく叫んでたら、1週間でひげは元通りに。わーい。


フェリーはなかなかきれい。所要時間は1時間くらいやのに、でらさんと二人微妙に酔う。


で、きわめて事務的にスペイン入国を果たし、フェリーチケットに含まれてた無料バスでアルへシラスの町までGO!
到着語、すぐさまお目当ての宿へ。近くにはちょっと素敵な建物。


この日はここで一泊。
ビールが全然飲めなかったモロッコ
でらさんと二人、久しぶりに安いビールを何も気にせず飲める幸せを味わった。サルー!


そして翌朝。早朝のバスに乗り込み、やって来ましたグラナダ!!


こういうのんとか


H&Mとか


こういうのん見ると、「ヨーロッパ圏やなー!」て思う。



この町の見どころは満場一致で「アルハンブラ宮殿」なのですが、それについてはまた次回。

グラナダの観光スポットとして「アルバイシン地区」や「サクロモンテ」があると聞いたんで歩いてみました。


アルバイシンの入口は石橋とかがある散歩道。


この辺の見どころは一応「白い壁の家」。




山にある町なので坂道多し。


原チャでのぼる人もいれば


セグウェイでのぼる集団まで!


そうしてのぼった先には、アルハンブラ宮殿を眺めることのできる展望台が。


アルハンブラ宮殿はもともとイスラム教国家時代に建てられ、それがレコンキスタによってキリスト教国家にわたったもの。


そのせいかどうかは知らんけど、この辺歩いてるとイスラムっぽいものも見かける。




ロッコを抜け出しても、まだ余韻に浸ってる感じ。


いま一つぱっとしないアルバイシン地区を通り過ぎ、サクロモンテと呼ばれる地域へ。


こっちも壁が白い家が多いけど、


+αが多数。




サクロモンテ名物は「タブラオ」と呼ばれる洞窟のようなレストランで開かれるフラメンコショー。


さぞや情熱的なんでしょうなー。


準備中のタブラオをぱしゃり。


サクロモンテでは、洞窟に住む人たちが今でもごく少数やけど残っている。



昔はそれなりの人数がいたようで、当時の生活が再現されているという博物館へ行ってみた。

看板がなんかかわいい。




到着!


ここのチケット売り場のおっちゃん。めっちゃいい人。
一人ひとりに丁寧に、汗垂らしながら、英語で博物館の説明を簡単にしてくれる。

地図もくれた。クオリティの高さに、ここがヨーロッパであることを再確認。笑


博物館はこんな感じ。各洞窟が昔の人の住居跡。


当時の家具とか。アンティーク調なやつもあってなかなか◎






この缶欲しい。




説明書きによると、食器やタイルのために焼き物もしていたそうな。


いい色見っけ。







この博物館。
昔の人の暮らしっぷりは正直そんなに面白いもんでもなかったんですが笑、この部屋は楽しかった!

織物や染色の部屋!


毛糸っていいですね。色がいっぱいあって楽しい。






ごっついロールも。ラグビー名門東福岡高校カラー(もしくはおにぎり山カラー)


白のグラデーション!


ザ・同心円。


緑もいいですねー。


こちらはロープ!カラフル!




楽しい。


楽しすぎて、この部屋だけで1時間くらい写真撮ってたな…。笑


外も背景が白一色やから色が映える。


実ってます!


気がつくともう夕方。


足早に宿へ。




帰り道。

宿で療養を終えたでらさんと町で遭遇し、初めてバル(BAR;スペインのバー)へ。
ビール、パン、パエリアなどをちょこちょこっとつまんで500円くらい。
バルの気分を味わったところで、ささっと引き上げ。

バックパッカーはスーパーでビールを買って宿で飲むのだ!
うまい!やすい!さすがスペイン!



アルハンブラ宮殿以外のみどころは他にもあるんですが、カテドラルとかそっち系ばっかり…。
中南米でそういうのに飽きた僕は、華麗にスルーしてグラナダ観光を終えたのでした。


てことで次回は!
月数万人もの人が訪れると言われるという化け物世界遺産
アルハンブラ宮殿!!


つづく