獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[15]エジプト]カイロ〜スーフィーダンス〜




ダハブでのんびりしているうちに、3週間ちょいがあっという間に過ぎました。


そろそろカイロに移動しよかなーと考えてたら、小渕夫妻とタイミングが一緒に。



バスターミナル行きの車はセブン・ヘブンが手配しているやつを使うことに。

セブン・ヘブンの中庭では、出発を前に別れの挨拶やら記念撮影やらが繰り返されていた。
長期滞在者が多く、さらに女性陣がけっこうな数いたため、なんかキャピキャピしてた笑
女の子が友達と会ったときに「きゃ〜〜♪」って言いながらハグしたりするあの雰囲気。
ダハブに着いたばっかりなのか、その輪にまだなじめず、ちょっと離れたとこで所在なく砂を蹴っていたあの青年を、僕は忘れない。


夜行バスは案外快適で、普通に眠れて翌朝カイロ到着!


宿に着いたとき、一緒に来たまなかちゃんが宿に向かうタクシーのトランクにパソコン類一式を忘れてしまったことに気づき、小渕夫妻とともに捜索するもやはり回収は不可能…


凹みまくりのまなかちゃんへの励ましも兼ねて、その夜はみんなで「スーフィー・ダンス」を見に行くことに。


スーフィー」とはイスラム神秘主義者のことを指すらしく、スーフィーたちは厳しい戒律・禁欲を守り、
さらに白い衣装をまとって一心不乱に旋回舞踏を行うことで神との一体化を目指す。らしい。

神との交信とかにはトランス状態とそれを呼び起こす儀式が必要。
目回らんようにする技術は習得してるやろけど、それでも回転しまくってたらトランス状態になって雑念が消えていくんかな。

トルコの方でも見れるみたいで、多分そっちのほうが有名。
殿から聞いた話では、このチームも近日中にトルコに遠征にいくことになってるらしい。
その旅費を稼ぐためという名目で、前までタダで見れたのに今は300円くらい取られる。

でもその価値は十分あった!


まずは演奏陣によるステージから。チャルメラみたいなんとか打楽器類がメイン。


ただのでっかいタンバリンみたいやけど、低音、高音、ミュート、スラップなどなど奥深いテクニックが満載。


そして出てきたこのおっちゃん。


カスタネットみたいなベル?の技術もさることながら


顔がいい笑


ジャンベとのチェイス!見ごたえあり!!


いえ〜〜い


一通り見せ場が終わると


ダンサー登場!バレエダンサー顔負けな回りっぷり!!


おっちゃんもバックから盛り上げる。


もうぐるんぐるんで


そしてただ回るだけでなく、回り方にもバリエーションが!
実は2枚重ねになっていた衣装を上半身にずらして回っております。


シナイ山で、殿をして「想像以上に回ってた」と言わしめたのも納得の回転数!


きれいです!見事です!