獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

ヒマラヤ年越しトレッキング〜ルクラ-パクディン〜




カトマンズから無事にルクラに到着。
ルクラは標高2800mくらい。
きれいなカフェもあり、一応スタバもあるけどやっぱり山の村といった趣。


カトマンズの空港で一本後の飛行機に乗る浅井さんと知り合い、
行程・日程がほぼ同じ、しかも登山経験豊富ということだったのでご一緒させてもらうことに。

到着後、浅井さんを待つ間に行動開始。
荷物はカトマンズの宿にだいぶ置いて来たつもりが結局10キロくらいになってしまい、
本格的なトレッキングは初めてだったので「ポーター」と呼ばれるガイド兼荷物持ちを現地調達することに。

ポーターはカトマンズの旅行代理店などで頼んでも雇うことができる。
しかし、カトマンズで雇ったポーターは高地に慣れていなかったり経験不足なことが多いらしい…。
中にはこっちより先に高山病になったり風邪を引いてしまったりで、
「俺はもうだめだ、休ませてくれ…」
「しんどいから荷物は自分で持って」
「そもそも俺はガイドであってポーターではないんだ」
などなど、君何のためにここにいるの…ということになった話もよく聞いた。

トレッキングの道中も「あれがエベレストだ!」と説明している若いポーターに
うちのポーターが「いやあっちだし」と訂正してあげたり。
カトマンズから来たそのポーターはこのときが初仕事だったらしい。

そしてカトマンズで雇う場合、ポーターの飛行機のチケット代+一日3000円くらいは必要とのこと…。
予定している行程は約10日。
そんなに払えるかー!!

そんな訳で、ルクラ以降の道中で、現地民(シェルパ)のガイド兼ポーターを雇おうと決めていた。


空港で荷物を受け取るときから一人のおっちゃんにやたらと声をかけられる。
「ポーターするよ。」
「一人じゃしんどいし危ないぜ。」
「俺ってば経験豊富だってばよ。」
基本的に土産売りとか、自分で売り込んでくる人はスルー。
今まで自分から寄ってきた人であまり良い思いをしたことがない。
トレッカーが何十人もいる中で唯一のアジア顔な自分だけに声をかけてくるのもなんだかなー…と。
でも今思えば、あのおっちゃんも必死に仕事取ろうと頑張ってただけなんかな…。

ポーターを手配してくれる宿が歩き方に載ってたので、とりあえず行ってみる。
きれいなロッジみたいな作りでいい感じ。
しかしポーターの給料は一日約1000円(ポーターの宿泊費・食費などすべて込み)とのこと。
ネットでは500〜800円くらいで雇えるとあったのでここはお断り。

でも次の宿でも同じ値段を言われたので、これが今(2013年12月)の相場やったみたい。
空港の滑走路も見えるので、ここで浅井さんを待ちながらポーターも手配してもらった。
やって来たのはその名も「ジャム蔵」
39歳2児の父。
「標高6000mまでは俺の庭」と豪語する彼ですが、結果的に大当たりでした。


お昼はその宿でダルバート(約400円)を食べ、いよいよ出発!


エベレスト街道の入り口。


初日はルクラからパクディンという村まで歩く。


道中は物資を運ぶポーターと多くすれ違う。
ヘリなどでの輸送は費用が高すぎるので大体人力輸送。


12月は少し寒くベストシーズンではないが、天気は一年で最も良いらしい。




「マニ」と呼ばれる石碑。
チベット仏教のお経?が刻まれているらしい。通るときは左側通行が暗黙のルール。





標高5000mより上でもファンタやスプライトは買える。
ただし高いし、いつからそこにあるのかわからない。


チャイを飲みつつ休憩も。


登山道のトイレ。


もちろん水洗ではない。良い言い方をすればエコ。


吊り橋と中?学生。


揺らさないで…笑


この辺はまだまだ村。












マニ車」。一回回すとお経を一回詠んだことになるというちゃっかりアイテム。


こちらもちゃっかりアイテム「タルチョ」。風に一回なびくとお経一回分のご利益。



3〜4時間くらい?歩いてパクディン到着。
初日はここで宿を取る。

コネでジャム蔵の知り合いの宿に泊まる。
個室で一泊120円くらい?やったかな。
ベッドと毛布しかない部屋やけど、まあ十分でした。


つづく