獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[13]ヨルダン]ペトラ〜初日〜

アンマンでラミちゃんにお世話になったあとイスラエル往復もかまし(これはまた後日)、

ヨルダンのハイライト・ペトラ遺跡へ向かいます!

5時起きでバスに乗り込む。片道850円とお得。


アンマンから南へ約3時間、ペトラ遺跡を有するワディ・ムーサの町へ到着!


さっそくペトラへ!


2日間通し券を購入!約5500円と中東の物価にしては殺人的な高さ!

数年前までは半額やったのになあ…。

以前までは「通し券を買い、1日ずつ二人でシェアする」という裏ワザがあったみたいやけど、
今ではチケット購入時に名前を申告せなあかんし、入口でパスポートチェックもされる。

という話を有美さんから聞いてたけど、チケット買う時におっちゃんが俺の名前間違って「JOTANI」になり、
いやこれあかんやん!と訂正してもらおうとしたけど、大丈夫だから行け!と言われ、
行ってみたらほんまにチェック無しで大丈夫やった。ゆるいのう。


かなりでっかいペトラ遺跡
初日はひとまず一番奥までざーーっと見てしまうことに。


遺跡群を眺めつつ、奥へ奥へ。


まずびっくりすんのはこの絶壁に挟まれたシーク!!


アメリカのアンテロープキャニオンをものすごい豪快にした感じ。


地面が石畳のとこも。


直射日光が下まで差し込まなくって涼しい。



そしてペトラで一番有名な「エル・ハズネ」に到着!

ここで写真撮ってもらいたい!と思ったけど、残念ながら周りは欧米人ばっかり…。
欧米系観光客の9割は、自分が写真の真ん中に映ってればそれでいいと思ってるので残りの1割を探す!
ここまでの旅で見極めた、この1割を見つけるための条件がこちら!

・若い
・一眼所持者
・立ち位置、角度を変えて試行錯誤しながら写真撮ってる
・安易にフラッシュたかない


これをより多く満たしている人に写真を頼めば、少なくともがっかりはしないはず!
お試しあれ!(実例)




エル・ハズネを抜けたあたりから土産物屋が増える。


イスラム圏で定番のやつ。馬?


ペトラのマグネットかっこいい。もちろん母用に購入。


こちらも定番のアクセサリー。飾り方が秀逸!




どこにでもありそうやけど、こうやって飾られると欲しくなる…。


石細工もちらほら。ミニ四駆ばりの肉抜き!


きれいな石も。でもこれは頑張って探せばその辺に落ちてるらしい。


とくに目をひかれたのがこちらの人形たち。


顔てきとーすぎ笑



などなど物色しながら歩き通してるうちに、最深部に到着。


サクリファイス・ビューポイント。昔はここに生贄(=Sacrifice)をささげてたみたい。


時間も遅かったので絶景独り占め。

おもむろに、ここでタバコを一本…。
基本タバコは吸わないんですが、こういう景色の良いところや、ぼけーーっとしたいときにだけ吸うようになりました。
でもいつでもやめれるくらいの頻度にとどめております。


一服したあとの帰り道、ベドウィンの少年に声をかけられた。
「Smoke!」と差し出されたのはシーシャ(水たばこ)。せっかくやから初体験!
こぽこぽこぽ…と音を立てて吸ってみると、普通のタバコとは全然違ってすごい甘い香り。
シーシャにはリンゴ、マンゴー、メロン、ミントなどなど色んなフレーバーがあって、このときは一番ベタなリンゴ味。

しばらく吸ってると頭が痛くなってきて、それくらいきついもんなんかなーと思ってたら、実は軽い一酸化炭素中毒やったみたい。笑
シーシャは葉っぱを入れた容器をアルミで包み、その上に炭を置いて熱して煙を出す。
その煙を普通は肺まで入れず、ふかして香りを楽しむものらしいけど、このときは結構吸い込んでしまった…。
日本人旅行者の中にはあえて肺まで吸い込んでクラクラするのを楽しむ猛者もいるらしいけど笑、シーシャはちょっと注意とコツがいるみたいです。


日も暮れ始めてきたので帰りを急ぎます。


山道と来たらロバの出番!


カラフルな飾りがかわいいやんけ〜と写真撮ってたら、左の壁の(売店)上の窓ががらっ!と開いて、
「おいお前何やんとんじゃこらああああ!!!!」と謎に怒り狂うヨルダン人が登場!

「こっち来い!!」と呼び出されて行くと、売店から出てきたヨルダン人の手には刃渡り40cmくらいの
剣を突き付けられ、店の中に座らされる。
「おいジャパニーズ。生きて帰りたかったら何か買え!」

まあ冗談なんやろなーと思いつつも、やっぱりちょっと怖いしまあ買ってもいいかな・・・と思ってたら、
店の奥からもう一人おっちゃんがやってきて、「ソーリー。ソーリー」と平謝りで、「こいつ頭おかしいんだ。」のジェスチャー
ああやっぱそうかーと安心し、すたこらさっさと逃げる。
剣持ったやつは「おいジャパニーズ!!」と叫びながらおっちゃんになだめられてた。

翌日も同じ道を通ったとき、このクレイジージョルダニアンがおったので「やあ!」と声をかけてみたら
「え、お前だれ?」みたいな態度取られて凹んだ。理不尽。


その次には子犬たちにたかられ


可愛くてメロメロになってしまい


一緒に遊んだりしてたら


日が暮れてしまいました。


閉園時間を過ぎてしまったため、観光客ゼロ!


あっという間に真っ暗に。

この高い壁に挟まれた真っ暗なシークを歩きながらiphoneで音楽を流してみたら、壁に反響してなかなか良い感じ!!
ぜいたくな気分を味わえた。

30分以上かけてやっとこ入口へ。閉園時間過ぎてたけど特におとがめなし。

この日はペトラ・バイ・ナイトのためキャンドルアップされてた。素敵。


ほんまなら宿の車が毎日夕方、ペトラから宿までピックアップしてってくれるけど、このときは時間が遅すぎたので宿までさらに歩く。
坂ばっかりでもう死にそう。笑

ふらふらになりながら宿に帰ると、ちょうど晩御飯ができたところ!


ここのディナーはビュッフェ形式!そしてうまい!