獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[11]モロッコ]フェズ〜イスラム建築+タンネリ〜

メルズーガできみくん、ゆうみさんと別れ、でらさんと二人夜行バスでフェズへ!


夜も明けない朝5時半、フェズ駅に到着。


予想外にきれい


中も立派。



しばらく駅で時間をつぶす。
バックパッカーの姿もちらほら。

明るくなってきた7時半ごろ、タクシーで旧市街「フェズ・エル・バリ」へ!
フェズの旧市街(メディナ)は名前を変えて新市街と区別され、世界遺産にも指定されています。

その歴史なんと1000年以上!
地中海沿岸部では他国からの侵攻を受けることが多かったため、容易に中心部まで攻め込めない迷路のような町が多い。
その中でもフェズのメディナは世界最大規模を誇るそうです。

旅人ブログで情報を集めていると、「フェズの安宿はどこも満室のことが多く、宿探しに苦労した」という記事が多い。
また、モロッコと言えばインド、エジプトと並ぶ「世界3大うざい国」の一角!!
バックパックでも背負ってうろうろしてようもんならコミッション狙いの客引きがうじゃうじゃ寄ってくる。

モロッコの客引きは他の地域より物理的に距離が近いのが個人的に一番うざい!
人の気を何とか引こうと耳元でしゃべってくるときはもう最悪。
以下、僕の器の小ささをちょっとだけご紹介。

<モロッコ人の声かけ>
?「チャイナ?ジャパン?コレア?」
アラブ人からしたらアジア人は区別できない。
僕は目が細いからか第一選択は大体「チャイナ?」
ちゃうわぼけ!といらっとしてしまう。
でも外国人からしたら日本のあたりは全部チャイナと一緒と思ってるらしい。

?「コニチワ!アリガト!サヨナラ!」
とりあえず知ってる単語並べて気を引こうとする。
もしくはただの暇つぶし。

?「ヘイ!ディスウェイ!デイスウェイ!」
迷路のようなメディナで、観光客の道案内して最後にチップをねだるお仕事。
人の行く手に出てきて、こっちこっちと誘導しようとしてくる。
マラケシュで若者がよく言ってる。

?「ハッパ?ハッパ?」
ちょっと悪そうな顔して、耳元でささやくように言ってくるともう最悪。笑
シャウエンでは宿の中にいる日本人を見つけては外からでも声かけてきて、無視してもしばらく続いていらいら。笑

?「ヘイ!エクスキューズミ?フレンド!?」
無視して去るときは大体最後にこれ。
一度会ったら友達で〜ってドレミファドーナッツか。


他にもいろいろとバリエーションがあって、心身ともに余裕があるときでないとついいらっとしてしまう。

メディナの入口の門まで着くと、早朝にも関わらず3,4人の客引きがわらわらっと囲んでくる。
「安いホテル知ってるぜ!」
「そこのホテルもう満室!」
「ヘイフレンド!」
ああもううっとーしー!笑


ひとまず、ダメもとで門をくぐってすぐの一番有名な安宿「Hotel Kascade」に飛び込んでみる。
宿のレセプションまで客引きの一人はべらべらなんか喋りながら付いてくる。
大方宿のオーナーに「俺が連れて来たんだ」とでも言うてコミッションねだるんでしょう。
ひたすら無視して進む。

ラッキーなことに宿のレセプションに着いた瞬間オーナーが起きてきて、空き部屋を見せてもらい即決!
客引きはオーナーに交渉してたっぽいけど相手にされてなかった。

宿から眺めるフェズのメディナ


アンテナとモスク。


奥の高台は昔の墓地で、メディナが一望できた。

なかなか良い宿です。


これにて町歩きの拠点も確保できたので観光開始!


フェズには世界最古のマドラサイスラム教神学校)や多くのモスクもあって、壮麗なイスラム建築物が多かった。
名前とかはちゃんと調べんかったから忘れてもた。


イスラム建築のトレードマーク的デザイン。タイル。






細か〜〜〜〜〜い彫り物も特徴的。




素晴らしい職人業!!




モスク?か何かの壁。真ん中のはさい銭箱らしい。


かわいい。


これも手彫り。




路地に面した門。


多分モスクかマドラサの入口…。




でっかい壁を持つ門?も。






町中以外にも門はいっぱい。メディナは城壁と門で囲まれている。




フェズ・エル・バリの入口として最も有名なブージュ・ルード門。


美しいつくり。


ここをくぐってすぐのとこに宿を取れたので、観光にめちゃ便利でした。




フェズで一番有名な場所といえば「タンネリ」!!

「タンネリ」とは革をなめしたり色染めしたりするところ。
動物の「皮」は、化学薬品や植物由来成分(タンニン)で処理(なめし)されることによって「革」になる。

どっかの日本人が教えたのか、タンネリの近くでは
「ナメシガワ!ナメシガワ!」
とタンネリガイドを申し出る客引きが多数。
日本人でもなめし革なんて単語知らんぞ…。笑

材料となる皮が山積みにされてます。


このタンネリの周りの建物は大体革製品の土産物屋になってて、50円〜100円のチップを払ってテラスから見せてもらう。
迷路のようなつくりの土産物屋の中、階段昇ったり降りたりして


テラスから。


染色にはサフランとか植物成分を使ってるとかなんとか(他の人が雇ってたガイドの説明を盗み聞き)


ここは公共の施設らしく、職人たちは一定の料金を払って仕事してるらしい。


女性は入ることのできない職場だそうです。


染めた革と羊毛が干してある。




このタンネリ。
めっちゃくさい!!!!

皮や染料のにおいが強烈で、タンネリに近づくにつれて「うっぷ」となるにおいが漂ってくる。
ガイドを雇ってる人たちはミントの葉や花をもらってそれを嗅ぎながら見てた。

「人間の鼻は7回くらい吸い込むとにおいに麻痺する」と大学で聞いたけど、確かにしばらくすると慣れては来る。
でもやっぱ気を抜くとうえっとなった。
タンネリ職人たちは職業病的に鼻の機能が弱ってそう。


タンネリ見物がてら、革製品を買う観光客も多し。


フェズのタンネリはモロッコでも最大のもの。地場産業の要です。


自然とフェズの土産物屋は革製品を扱う店が多かった。



くさかったりうざかったりのフェズ。
まさに日本では味わえない時間ですね。
でも長居はしたくない!笑


つづく