獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[6]エクアドル]ガラパゴス〜イザベラ島?〜


アシカといちゃいちゃしたあとも、サイクリングは続きます。







変な植物を見つけたりしつつ












やって来ましたのがこちら。




そしてここでもツアー参加中の真帆さんと遭遇!!
さすがにもう再会の感動はない。笑


ここを進むと。


フラミンゴのラグーン!


の割には全部で10羽くらいしかいない…。
もっとおったけど何年か前にどっか行っちゃったらしい…。



カモのほうが多い。

















あら。




おやまあ。



いるんですよね〜
「行き倒れ〜笑」とか言うてどこでも寝そべってまう人!!


ほんま恥知らずか!!!!!

ったく…。













さらに奥へ。




30分後、着きました!!!





研ナオコゾウガメ保護繁殖センター!!!














サンタクルス島のチャールズダーウィン研究所でもゾウガメは見たけど、
こっちの保護センターのほうがよく動いてて見ごたえがある!
のっしのっしと歩いては、ばりむしゃあ〜と餌を食べます。



ここでは卵から大人まで、各種サイズ取り揃えております。




赤ちゃんゾウガメ用。



このフタを閉めとかんと、夜にネズミとカが来て赤ちゃんを食べてまうらしい。








水浴び中の若いナオコさんゾウガメたち。





中年組も多数。







やっぱ大人になると動きが緩慢になりますね。




ちょっとさびれたミュージアムも併設。

外来種によってゾウガメの繁殖が妨げられていることや、保護センターでの繁殖活動の方法などが学べます。

人間とゾウガメの寿命を比較すると




人間のほうが先にお亡くなりになります。亀は万年!



ガラパゴスのゾウガメの甲羅は2種類あり、
地面の植物を食べれた島と、少し地面から離れた高さに生えた植物を食べれた島があって
後者の島のゾウガメは首をより上まで上げられるような「鞍型」に甲羅が進化したそうでーす。


進化の話を勉強するとき、
「より高いところに生えた葉っぱを食べれるようになるためにキリンの首が長くなった」
っていうふうに思ってる人が多そうやけど、今の進化論とほんまはちょっと違う…。


進化は偶然の結果であって、生物の意志によって起こるものではない

つまりは「たまたま生まれた変なやつが生き残って、新種ができる」

というのが今のところ定説やったはず…(間違ってたらごめんなさい)。


ベースになるのは「遺伝子の突然変異」と「自然淘汰」。

たとえばキリンやと

キリンの祖先は今よりもっと首が短かったが、その中で他より首の長いという突然変異を持った個体が生まれた。

他の個体に比べ、首の長い個体はより多くの餌を食べることができた。(生存に有利となった。

そのため生存率が上がり、繁殖にも有利となり、首の長い個体の子孫が増えていった。
一方、首の長さが変わらなかった個体群は相対的に生存に不利となり、自然淘汰され子孫は減っていった。

首の長い個体群の中でさらに首の長い突然変異個体が生まれ…

という流れの繰り返し。
他にもいろいろ要因が絡んでるし、かなり極論ですが…。


こういう考え方を知ってると、大々的に「高いところの餌を食べたかったから首が伸びた」」と言われてるのを聞くと「ちょい待てやー」となる。笑



でも、こんなこと知らなくても生きていけます!!!!!






これにて一生分のゾウガメは見たかな、とお腹いっぱいになったので、
真帆さんがツアーで行った山のほうにチャリで向かうことに!

5分後。


壊れた。


最初から銚子悪いな〜とは思ってたんよね…。
ちょうど小雨も降ってきたし、サイクリングを切り上げて宿へ。

途中、スーパーに寄るとちょうど夕方の漁で獲れた魚を売りに来てた。

でっかい切り身の塊ばっかりで、こんなに食べれへんから一切れだけちょーだい!と言うと
「それくらいやるよ!!」
と、タダでゲット!




こいつを使って晩御飯のラーメンを作りました。


うまーーー




一日動いてみて、
この島のタダで行ける見どころは全部行った気がする…!!
と確信を持ったので、翌日には出ることにした。

滞在二日。
めっちゃ田舎な感じで、もっと時間があったらのーんびりしても良かったな。



つづく