獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

[[5]キューバ]ハバナ〜2日目?〜

夜8時ごろ。
まだまだ明るい。



晩御飯でお腹も膨れ、前日は中止になってたカルナバルを見るため、マレコン通りまで歩いて行く。






このカルナバル、年に一回の盛大なお祭りやけど、自分は下調べ何もなしに来てたのでただただラッキー!
やっぱりカンクンで感じた直感に従って良かった!


今日は道端に大型バスがいっぱい並んでた。
カルナバルに出場するため、キューバ全土からダンサーが集まってくるらしい!!



途中で小雨が降ったり止んだりして、今日ももしかしたら中止かも…と心配しながら歩いてた矢先、陽気な音楽が聴こえてきた!

イルミネーションで賑やかなとこまで行くと、もう完全にカルナバル!!

音楽の聴こえるところなら誰かしら踊ってる!




みんな好き勝手に楽しんでて、しかもダンスうまくて、
良くキューバを形容するときに言われる「陽気で、歌と踊りの溢れる国・キューバ」そのまんまやった。

溢れる楽しさを、これでもか!とばかりにダンスで表現する人々!

キューバ人は皆お金持ちでもないし、普段から娯楽が少ないらしい。

そのせいもあってか、皆ほんま楽しそうで、見てるこっちまで楽しくなった。





特に観衆を沸かしてたのがこの車。



ふくよかなおばちゃんダンサーが、めいっぱい腰を振って踊りまくる!!!




激しい踊りが生むエネルギーのせいで、車はギシギシ揺れて壊れるんちゃうかと思ってしまう。笑


このおばちゃんたち、キューバの田舎からバスで12時間以上かけて踊りに来たらしい!

そしてこのあとまた深夜にバスで帰り、明日は仕事だとか…笑

未練を残さないためか、思いっっきり腰を振りまくっていた。


10時半ごろ、ジャズバー「La Zorra El Cuervo」へ向かう。


入口まで行くと無愛想なボーイに「Closed!」と言われてしまった。
近くにいた人に話を聞いてみると、停電のせいで店が開けれないらしい。

そして話かけた人((写真右側)は実は出演者で、ちょっと話をさせてもらえた。



日によってライブ内容は変わるみたいやけど、この日のライブは100%アメリカン・ジャズだと聞いてちょっとがっかり…。

アフロキューバンなラテンジャズが見れるかと思ってたんやけど…。
でもいろんな国でいろんな音楽を聴きたかったし、しばらく待つことに。


11時頃、ようやくオープン。


チャージは10CUCでカクテル2杯付きやから結構お得!
キューバと言えばハバナ・クラブが有名。
ベタにキューバ・リブレとモヒートをオーダー。




がすがすモヒートを作り続けるおばちゃん。



ライブが始まり、1曲目はマイルスの「Boplicity」。
その後も50年代〜60年代のスタンダードナンバーが続く。
正直めちゃ上手いというわけでもないけど笑、カクテルを楽しみながらリラックスして聴ける感じでした。



ハバナで停電がちょくちょくあるのは聞いてたけど、このバーがあるのは新市街。
出演者の人も、ここで停電は初めてやって言うてた。


の割にはライブ中にまた停電。笑



このとき撮った写真がきっかけで、隣の席にいたイタリア人に話しかけられた。

趣味でジャズピアノを弾き、ビル・エヴァンスキース・ジャレットが好きとのこと。
イタリア人と話したのはこれが初めてやったけど、イメージしてたテンション高い感じとはかけ離れた、間延びした話し方やった。
やっぱり偏見は勝手に持ってしもてるもんなのね。



二人で「セッションしたいなあ〜」「あの女の子イカすなあ〜」とか、
ちょっとしか話してないけど感じの良いやつで、きっと時間があれば仲良くなれた気がする。






12時半ごろ、店を出て再びマレコン通りのほうへ行くと、2時間前と変わらんテンションでカルナバルは続いてた。



全身で楽しんでる人たちは、何回見てもこっちまで楽しくなってくる。

歌と踊りの文化をのぞき見して、嬉しくなりながら宿へ戻った。



つづく