獣の旅と音楽

旅の思い出、獣医としての生活、あと音楽とか

ポカラ〜移動とヤシャグンバ〜

ヒマラヤトレッキングの間に溜まった汚れを落としきったころ、カトマンズを発つことに。

 

トレッキングのときに飛行機のチケットを取った代理店で保険関係の書類にサイン。

このために数日タメルで時間をつぶしていた。

とにかく仕事が遅かった…それでいて代理店に「書類できた?」と聞きに行くと大体「ボスがいないからわからない」

ボスがいるときに行っても「まだ。それよりポカラいつ行くの?チケットは?」と、人を待たせておいて毎回お金に関わることしか話して来なかったのがなんとも癪に触った。

早いとこ縁を切りたかったので、書類の手続きが終わり次第日本人の方が経営してる代理店でバスのチケットを購入。

割高でも安心して気持ちよく購入出来たので満足。

 

そうして翌日、早朝のバスに乗り込んだ。

車窓からの景色が楽しい。

 

 

 

 

郊外にはれんが工場?煙突がいくつもあった。

 

 

 

トイレ休憩。小屋の後ろへ垂れ流すスタイル。

 

休憩中にタバコを吸ってると若い兄ちゃんたちが「それ大麻?ちょっとちょーだい」と嬉しそうに寄ってきます。

 

半日ほどバスに揺られているうちに、山道を抜け、平野に出る。

 

お花畑の向こうには山脈。

やはり山の上ほど空気が澄んでないからか奇麗には見えない。

 

 

町が見えてきた。

 

 

そうこうしてるうちにペンギン村(宿)へ到着!

 

オーナーのアショカさんは日本に出稼ぎに来ていたらしく、日本語もお上手。

いろいろお世話になりました。

 

カトマンズと同じくポカラも電気を使える時間が限られており、とくにここは太陽光発電だった気がする。

晴れてるときを狙って、ごく短時間で済ませれるなら熱いシャワーが楽しめます。

曇りが続いているときはシャワーの前に準備運動をして身体を温め、冷水で修行僧のようにシャワーを浴びるスタイルを余儀なくされます。

 

 

ポカラではトレッキングしない人は特にすることが無いので、さっと湖だけ見てみる。

 

 

 

宿の旅人とご飯を食べに行ったりもしてるうちに「ヤシャグンバを食べてみよう!」ということに。

 

「ヤシャグンバ」とは冬虫夏草的なもの?なのかよくわからなかったけど、つまりは勢力増強作用のある

 

割とレアなのかボラれてるのか、一匹500円くらいしたような…

お店で見ているとロシア人のおっちゃんが嬉しそうに入って来た。

話を聞くと昨日もヤシャグンバを買いに来た人らしい。

「これ、いいぞ!」

と嬉しそうに言い残しておっちゃんは去っていった。

 

それでは実食ターーーイム。

 

ミルクティーに添えるのがトレンディらしい。

 

食感はなんかシャリシャリグシグシした感じだが変な味はしない。

 

「今夜みんな高まって宿の中がえらいことになったらどうしますー!?」

とかみんなワクワクしてたけど、なんにも起こらず…。

あのロシアのおっちゃんに、効いてるところを見せてもらいたかった。

 

 

あとは本当にもうやること無かったので、近日中にインドに向かう旅人が見つかったので、一緒に初めての陸路でのインド入国に向かうことに。

 

これにてネパールはおしまい。

初めて体験するタイプの文化と地理に感動した。

トレッキングで味わった時間は間違いなく一生の宝物になった。

震災があって失われたものも多い。

あのときのネパールにはもう二度とたどり着けない。

けど、残された人々は必死に復興を頑張っている。

特別なことができる訳ではないけど、応援はしていきたい。

そして、これからのネパールをまたいつか味わいに行きたい。

 

 

ネパール編・おしまい

 

 

カトマンズのおみやげ〜フェルト、ポストカード、CD... and more!〜

カトマンズのタメル地区はお土産屋さんも豊富!

 

物価も安いので、少しゆっくり時間を取りながら買い物も楽しみました。

 

 

やはり目に付くのはフェルト製品。かわいい…

 

 

 

色々見てまわり、ばらまき用も含めてかなり買い込みました。

 

フェルト製品。

 

 

このコースターは全く同じものが日本で5倍〜10倍くらいの値段で売られてたりする。

 

ポストカードやタルチョは文具店で購入。

 

インド系のCDも何枚か

 

お店の人が「これは最新の音楽で最高だぞ!」と試聴させてくれたやつは民族音楽をフージョン調にアレンジしたもので、正直「だっせええええええええ」というものでしたが、その人はこの上なくうっとりして聴いてたな。

文化の違いだ。

 

他にはアウトドアショップでマネーベルトやジャケットを。

 

このジャケットは両親へのプレゼント用。

 

 

マグネットシリーズにも新顔が。

 

このマグネットたちも今は我が家の冷蔵庫を彩ってくれています。

 

 

つづく

カトマンズのおみやげ〜市場と郵送〜


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ヒマラヤトレッキングを終え、カトマンズへ帰って来ました。

待ち望んだ熱いシャワー!
2週間近くお風呂に入れなかったため、骨折してギプス巻いてたところみたいに、こすればこするほど汚れが出てくる!
2日くらいかけて何度かシャワーを浴びて、ようやく普段の状態に戻れましたとさ。

ポカラへ向う前に、カトマンズでお土産などを買い込むことに。


タメルでは刺繍などが盛んだったのかも。
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アウトドアショップでジャケットを見ていたら
「それ良いでしょ、ノース◯ェイスとパ◯ゴニアどっちもあるよ!」
とロゴの刺繍のみが違うものを自慢げに見せてきたな…笑


食料品も。ザ・市場という感じ。
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自転車も。
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花売りも。
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そんなこんなで買い物も済ませ、ここまでで貯まったお土産を郵便で日本に送ることに。
スペインに続き二度目のチャレンジ。

まずは中央郵便局へ。
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郵送に必要な書類は英語表記も無く、係員も英語喋れずでどうしようかと思ってたら、観光ガイドの人がたまたま居合わせたので、その人に記入の仕方を英語で教えてもらえた。
あの人がいなかったら多分送れなかった…ありがとうございました。

書類が出来たらおっちゃんたちに荷物を見せて、密輸とかじゃなさそうか簡単なチェックを受ける。
クリアしたら梱包。
ここでは布の袋とローソクで、手作業で梱包してもらう。
袋の要所要所をロウを溶かして接着。

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できました。

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10キロくらいで1万円ちょっとくらいで送れたような…
日本にはちゃんと届きましたが、中身は途中でしかkりチェックされているようで、ヨルダンで買った人形は中の綿を出してまで変なもの隠してないか見た跡がありました。

バイヤー気分で非常に楽しかったな。
1日でも早く、また楽しく買い物できるような状態までカトマンズが復興することを願います。



ヒマラヤ年越しトレッキング〜ヘリ〜


トレッキングを終えてルクラに無事帰還!


ここでジャム蔵ともお別れ。


初めてのトレッキング、初めてのガイド。
ジャム蔵さん当たりでしたね〜と浅井さんとしみじみ。
先日の震災での安否が気遣われる。
きっと大丈夫…!


ジャム蔵と別れを告げ、浅井さんは一足先にカトマンズへ。自分も帰りの飛行機を待つ。



…が、行きはよいよい帰りはこわい。


天候不良が続き、4日ほどルクラに閉じ込められる。
宿や手持ちの本は読み尽くし、iPhoneに入れてきた映画なども見尽くし、
小さい村なので写真も撮り尽くし
暇すぎてルクラのモモ屋をコンプリートしてお気に入りを見つけたりしてしまう始末。


毎朝霜が降りるころに目を覚まし



窓の外を見ては「今日もあかんか…」とがっくりしながら一応空港へ向かう。


やっぱり今日も前方視界は最悪。



荷物だけが悲しく置かれる空港内。



そしてオフィスで日付変更を手動で行う職員にいらいら…。


そんなこんなで数日が過ぎたころ、腹痛がひどかったので、チケットを取ったカトマンズの旅行代理店に電話し、
海外旅行保険を使ってヘリで飛ぶことに。


入ってて良かった…これで保険のもとは完全に取れてしまいました。
ポカラで話した人は、自分もそういう保険の使い方を考えたが、将来子供の学資保険とかかけるときに今回のことで保険金が上がったりしたら嫌だから我慢した、と言う方も…。
そこまで考えてなかったけど、実際どうなんかな。
ついこの間、生命保険に加入したけど、そのときはこの件に関して保険屋さんは何も言わず、正規の保険金で入れたが…。
保険屋のネットワークはすごくて、不正防止のために顧客情報を各社で共有してるとかしてないとか…。


山間地ではヘリは重要な物資輸送経路。便乗してカトマンズから運ばれて来た荷物たち。



とくに名残惜しくなることもないくらいせかされ、生まれて初めてヘリに搭乗。


飛行機とはまた違う眺め。



バリバリと音がうるさい。
窓から冷たい空気が入って来る。
席が小さい。
でも飛行機より「飛んでる!」感が強くてかなりワクワクドキドキ。


山をいくつも超えて


町超えて









カトマンズの空港に到着。


端っこのヘリポートへ。


無事着陸。


降りてすぐに救急車が来ていた。そのまま病院へかつぎこまれる。


腸炎ということで1日入院。
病院の設備はかなり奇麗で電化製品も入院室にそろっていたが、いかんせん一日の半分以上停電してるカトマンズなので暇過ぎ。
ごねてすぐに退院させてもらった。


これにてヒマラヤトレッキングは終了!
すんごい良い経験になりました。
本当にかじった程度やけど、アウトドア属性が自分に追加された気分。
死ぬまでにもう一回行きたいなー!!



ヒマラヤ編・おわり

ヒマラヤ年越しトレッキング〜ルクラ〜




ルクラに帰って来ました。


あとは帰りの飛行機に乗り込むだけ!
のはずが、悪天候のせいで飛行機が全く来ない。

滑走路で昼寝する人まで出て来る始末。



そんな訳で、数日間、飛行機を待ちながらのルクラ缶詰生活がスタート…。


手始めに宿を探検…
屋根裏部屋。


ラクタとか


お茶っ葉?とか


木の実とか


なんか色々



道中で拾った木の実を撮ってみたり…






形が宇宙人みたいでかわいい。かも。



続いて暇つぶしにカフェへ。


外国人向けのとは奇麗。


でも暖房あんまり効いてないから日当りの良い窓際席がベスト。


ここのケーキは普通においしかった。高め。






あとはもうすることがなさ過ぎて、ルクラの全ての店でモモ(ネパール風餃子)を食べてみたり。


だいたい一皿100円くらい。それでもカトマンズの倍くらいの値段してる。


朝一で行ったらその場で作ってくれることも。




できたて。


お店によってスパイしーだったりマイルドだったり。お気に入りの店を探す。








まあとにかく暇でした。





つづく

ヒマラヤ年越しトレッキング〜下山④〜


標高も2000m代にまで来ると、人の数も多い。


緑の畑に赤い服のおばちゃんが映える。


学校帰りの子供。


じーーーっとこっちを見ている。


写真撮っていい?と聞くと、こくんと頷く。
撮らしてもらって、ありがとうと言うと、ダッシュで逃げてった。
お年頃。



しばらく歩いていると、どこからか「ハローハロー♪」と聞こえた。
振り返ると軒先に子供たち。



旅行者慣れしてるのか、めっちゃ笑ってくる。






いや〜可愛い。






写真を撮ってたらお菓子をおねだりされ、一個だけキャンディをあげてしまう…。
こういう僻地の子は旅行者からもらうお菓子で虫歯になってしまうこともある。
でも日本のように気軽に歯医者にも行けないので後々困ることになるときも…と後で知り後悔。


そんなこんなで出発地点のルクラに無事帰還!!


標高も低く、日中は暖かい。


ぶらぶらしてると、良い顔つきの子がガン見してくる。


写真撮っていい?と聞くと、こくんと頷く。


でもお菓子はなしで。
ごめんね〜。




つづく

ヒマラヤ年越しトレッキング〜下山③〜





どんどん下ってナムチェまで戻ってきた。

ジャム蔵の友人が経営する宿に宿泊。
前評判通り、ご飯がおいしい。


ダルは最後まで好きになれなかったけど、ここはご飯も炊きたてでふっくら、ヤクの肉も味が染みてておいしい。
牛肉のしぐれ煮みたいな味。付け合わせもいい!

ばあちゃんちみたいな台所。






他に泊まっていたのはドイツ人のじいちゃん。
長髪とひげがかっこいい。
最近仕事をリタイアしてやって来たらしい。

エベレスト街道で出会う人は旅人よりも山好き・リタイア組が圧倒的に多い。
でも最近ではトレッキングが初めての素人パッカーが軽装でチャレンジして問題になることも多いようで、
ガイドを雇うことをすすめたり、GPS付きの発信器をレンタルする取り組みも始まってるそうな…。


ナムチェを出てさらに下る。








もうすっかり村。






猫もいる。


気づいた!



もうトレッキングも終了間近。




つづく